ダイヤモンドの原石は温度、圧力、時間など様々な条件が重なりあって形作られていきます。その際に、純粋なダイヤモンドだけが結合した場合の、無色のダイヤモンドが生成されます。

一般的に連想される無色のダイヤモンド以外にも、美しい色合いを持ったカラーダイヤモンドが存在しており、それらの総称としてファンシーカラーダイヤモンドと呼ばれます。

イエローダイヤモンド

窒素成分が含まれ、黄色味を帯びたダイヤモンド。ファンシーカラーダイヤモンドの中でも代表的なカラーのひとつとして広く認知されており、ジュエリー素材としても愛用されてきました。特に色合いが美しく、品質のよいイエローダイヤモンドをカナリーと呼びます。ダイヤモンドの中では比較的安価であり、天然で品質の良いイエローダイヤモンドはなかなか流通していません。

ブラウンダイヤモンド

ファンシーカラーダイヤモンドの中でも一番一般的な色であり、コニャック、チョコレート、シナモン、クローブブラウンなど、色合いによって呼び方も様々。有名なものにアース・スターダイヤモンドがありますが、これはペアシェイプにカットされた111.59カラットもの重量を持つ、稀有な宝石です。

ピンクダイヤモンド

色合いによってその価値が大幅に変わってくるのがピンクダイヤモンド。中でも一定以上の色合いを備えたものを「ファンシーピンク」と呼び、無色のダイヤモンドをはるかに凌ぐ高値が付けられます。一般的に流通しているものは人工的な処理が施されているものがほとんど。パープリッシュと呼ばれる紫がかったピンクダイヤは非常に高値が付きます。

ブルーダイヤモンド

鮮やかなブルーカラーが魅力的なカラーダイヤモンド。こちらもピンクダイヤ同様、価格の差が激しく、人工的な処理が施されているか否かで大幅に値打ちが変わってきます。一切処理がなされていないものは無色のダイヤモンドより高い相場価格になり、処理されているものは無色のものと同程度になります。45カラットという驚異的なサイズを誇る、世界的に有名なホープダイヤモンドもブルーダイヤです。

グリーンダイヤモンド

ペリドットのような明るい色合いを持ち、イエローダイヤ同様、比較的安価なグリーンダイヤモンド。一般的に流通している量は少なく、ジュエリーショップでもほとんど見かけることが無いかもしれません。処理されているかどうかが非常に鑑別しにくい宝石。

ブラックダイヤモンド

カラーダイヤモンドの中でも最も安価であり、不透明な黒色をしています。ボルネオで多く産出されており、工業用に使用されることが多い。安価なアクセサリー素材として使用されることがあります。