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2016.10.22

翡翠の買取における注意点

翡翠は、二つの異なる鉱物であるジェイダイト(Jadeite、硬玉)とネフライト(Nephrite、軟玉))を通称する宝石の名前です。

ジェイダイトはネフライトより硬いので硬玉という名前も一般的であり、緑色のものがほとんどですが、黒、白、赤など、さまざまな色が存在します。

薄紫のヒスイは、ラベンダージェイドとも呼ばれ、緑同様に人気があります。

特に透明度が高く、エメラルドのように美しい緑を持つことを「碧玉」と呼ぶこともあり、東洋では古代から細工して装飾石、玉器として用いられてきた経緯があります。

買取時に気を付けるのはやはり処理石。

ジェイダイトの透明度と耐久性を向上させるために、無色のワックスや樹脂含浸処理したものが多数流通しています。

クラックや粒子の境界面に浸透した不純物や、酸化鉄などを強い酸で漂白した後、ワックスやエポキシ系の樹脂を注入しているものです。