NEWS お知らせ
今回はクリスマス前という時期的な要因も重なり、非常に活気のある競り合いが続きました。プロの視点から、特に注目すべきポイントをまとめました。
オークションの動向
まずはジュエリーですが、今回の目玉は何といってもパールのネックレスでした。全体的に相場が高く、特に玉が大きいものや黒蝶真珠(ブラックパール)は、会場でもひときわ高い評価を受けていました。留め具がシルバーのタイプも需要が非常に強く、パール市場の勢いを再確認する結果となりました。
また、バッグや小物カテゴリーでは、クリスマスギフト需要の影響か、アクセサリー全般が非常に高い水準で取引されていました。特にネックレス、ピアス、イヤリングといった顔周りを華やかにするアイテムは、競り上がりが激しかったです。
カテゴリー別のポイント
時計については、引き続きヴィンテージ品への注目度が極めて高いです。たとえ状態があまり良くなくても、希少性の高いモデルであれば驚くような金額で落札されるケースが目立ちます。まさにロマンを評価する市場になっています。
ジュエリー全般では、地金価格の高騰を背景に、美しい色石やダイヤモンドがセットされた製品が安定して強いです。特に1カラット以上の色石で、デザイン性に優れたものは、宝石そのものの価値にデザイン料が上乗せされる形で高額査定に繋がっています。
バッグ類では、ルイ・ヴィトンのコンディションが良いものは当然として、トランクやリュックといった珍しいモデルが特に高騰しています。また、イヴ・サンローランやフェンディについても、装飾が凝ったものやウッドハンドルを採用した希少なデザインは、状態を問わず高値で取引される傾向にあります。
アパレルと小物類の傾向
アパレルでは、プラダのカシミヤダウンが好調です。近年の定価改定に加え、サイズ感が今のトレンドに合っているものは相場が一段と高くなっています。シャネルのコートについても、サテンやツイード素材、ココマークのボタンといったアイコンが揃った黒のモデルは、状態が良ければ非常に高い評価がつきます。
最後にアクセサリー類ですが、シャネルは全体的に相場が高止まりしています。季節モノのゴーグルや、定番のイヤリングなどは常に安定した人気です。エルメスのペガサスチャームなども、年代が少し古くても色合いと状態が良ければ、今でも高値で競り落とされています。
総評
今の市場はブランドのアイコンがはっきりしているものや、流通量の少ない希少品に対して、非常に強気な買いが入っている印象です。お手持ちのアイテムが現在の市場でどう評価されるか、気になる点があればいつでもお聞きください。

